第45回 エシカル消費とは
みなさん、こんにちは!
最近、エシカル消費って時々、耳にしますね。
エシカル(ethical)とは英語で「倫理的な」という意味です。
エシカル消費では、環境にできるだけ負荷をかけない原材料を使った製品や、不当労働や児童労働を認めない企業が生産した製品など、人や社会・環境に配慮した製品やサービスが適正な価格で購入・消費されます。
エシカル消費の例は、「エコ商品を選ぶ」、「認証ラベルのある商品を選ぶ」、「フェアトレード商品を選ぶ」、「障害者支援となる商品を選ぶ」、「寄付つき商品を選ぶ」、「地元の製品を選ぶ」、「被災地の製品を選ぶ」など幅広い範囲に及んでいます。
2015年に国連で貧困・飢餓の撲滅と持続可能な消費・生産を目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、エシカル消費は世界中で関心を集めているといえるでしょう。
日本でも、消費者庁が2015年5月から2年間にわたり「倫理的消費」調査研究会を開催し、地域の活性化や雇用なども含むエシカル消費の普及に向けて幅広い調査や議論が行われました。
また、消費者庁が2018年度に実施した「徳島県における「倫理的消費(エシカル消費)」に関する消費者意識調査」によると、「企業が倫理的消費(エシカル消費)につながる商品・サービスを提供していることを知ったときに、その企業に対するイメージは向上しますか。」という問いに対して、そう思う」は13.6%、「どちらかというとそう思う」は43.8%、両者を合計すると57.4%の回答者が企業イメージが向上していると答えています。
消費者は商品・サービスの魅力だけでなく、供給する企業の姿勢を評価しているのですね。
ますます意識が高まる消費者に配慮して、企業もエシカルな事業を選択しなければならない時代に入っているといえるでしょう。
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