第28回 オフラインマーケティングの重要性
スマートフォンの普及によって、マーケティング手法は大きく変わりました。
伝統的な広告手法とされたテレビや新聞、雑誌などの媒体への広告費は減少する一方、WEB検索時に表示されるリスティング広告やSEO・MEO対策、オウンドメディアという自社ホームページを基点とするコンテンツマーケティングの重要性が顕著になっていますね。
しかし、今日は敢えて、
という疑問を提起したいと思います。
例えば、実際に商品はWEB上で購入するが、実物を触ってみたいという消費者が増えたことから、ショールーミングと言われる行動がとられるようになりました。このように、実店舗に来ている消費者は、WEB検索しているだけの消費者よりも購買意欲・興味・関心が高いという傾向があります。
消費行動を検索から発生するプロセスとして分解すると、検索→比較→試用→購入→評価→共有のような流れに定義することが出来ます。この一連のプロセスにおいて、試用の部分は唯一オフラインでしか行うことができません。
そこで、実店舗で商品の購入検討している消費者をオンラインショップへ誘導するため、商品のタグやPOPにQRコードを設置するなどオフラインtoオンラインのマーケティングを行う店舗も増えてきています。
欲しいと思った商品でも、自分に合うサイズの商品がたまたま品切れしていたときに、入荷を待って再度買いに行くよりもそのままオンラインショップで買って、翌日届く方が消費者は嬉しいし、店舗側も機会損失を軽減することができますよね。
O2Oと言われる概念は、WEBやSNS上でクーポンを発行して、オンラインからオフラインへと顧客を誘導することに主眼が置かれているのに対し、オフラインマーケティングは、オフラインが基点となっている点に違いがあります。
昨今のマーケティング動向を見ていくと、オンライン上での施策に注目が集まりやすい傾向にありますが、オフラインが持つ役割を正しく認識することで、他者との競争に勝つヒントが見つかるかもしれませんね。
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