第26回 最近よく聞くRPAって?
みなさま、こんにちは。
今日のテーマは、RPAです。
先日の日経新聞によると、住友商事はグループ全体で年間10万時間超に相当する労務時間の削減。ソフトバンクは、20年度末までに4千人分の業務をRPAに代行させると発表するなど、数千人規模の業務を削減する企業も登場してきています。
正式には、ロボティック・プロセス・オートメーションといい、人間が行っている事務作業などを、代わりに自動処理してくれる「仮想ロボット」とも呼ばれています。
RPAの機能は、非常にシンプルで人間が行う作業を記憶・学習させることで、まったく同じ作業を「再生」させるというものです。サービスによって、仕様は異なりますが、専門のプログラミング知識がなくても、カンタンに構築できるという特徴があります。
RPAの市場規模は、2018年に418億円と前年比2.3倍の成長をしており、2022年度には、800億円に達する見込みです。(矢野経済研究所調べ)
このように市場が期待が高いRPAですが、機能はシンプルな反面、導入にあたっての障害もあるようです。
現実のビジネスにおいては、イレギュラーな対応が必要になるケースがほとんどで、全く同じ作業だけしていれば良いというプロセスは、簡単には抽出できないことや、対象となる業務の負荷量がそれほど大きくないため、RPA導入にかかる費用が過大になってしまうといった費用対効果が問題となっているようです。
しかし、一度導入すれば、記憶させられる業務パターンは自由に設定できるのも、RPAの特徴の一つです。人手不足が進む中で、RPAの特徴を理解し、さまざまな企業への導入を支援するコンサルティングが出来れば、大きなビジネスチャンスを掴めるかも知れません。
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