第17回 商品戦略
問題です!!
ロングセラーと呼ばれる商品の多くは、その商品が衰退期に入る前に、斬新なデザインや機能・性能に改良するなどの商品に修正を加えて再活性化を図って商品寿命の延命を取ったりすることを何というでしょうか?
- リポジショニング
- コ・ブランディング
- リバイタリゼーション
正解は、3.のリバイタリゼーションです。
長い間、消費者に愛用されているロングセラー商品は、私たちの身近な部分でも多く存在します。
例えば、チキンラーメン。
チキンラーメンの発売は、1958年。当時は、ラーメンが今ほど気軽に食べられる状況ではありませんでした。そもそも、このころは「支那そば」や「中華そば」という言い方が一般的で、「ラーメン」という呼び名を広めたのは、「チキンラーメン」が全国で発売されるようになってからと言われています。
即席麺のパイオニアとして、市場の開拓に成功した後、カップ入りラーメン(カップヌードル)の開発にも成功。カップ入りチキンラーメンを販売したり、通常の袋めんに「たまごポケット」を採用したりとさまざまな改良を行っています。
このように商品への改良を重ねることで、商品の長寿命化を図ることをリバイタリゼーションと言います。
一方、商品ライフサイクルの短命化を背景に、あえて商品の寿命を短命化する方法があります。これは、「計画的陳腐化」と言われるものです。
自動車や電化製品などに良くみられる手法で、製品が成熟する前に、計画的にデザインや仕様を変更して、製品が流行遅れする前に、新たな製品を投入することで、買い替え需要を取り込むことができます。
ロングセラー商品や長く愛されているブランド商品の背景には、消費者に飽きられないための企業努力がその背景にあるようですね♪
商品に改良を施すと一言で言っても、商品寿命を延ばすため、短命化するため、色々な戦略があるんですね。
次回は、「ネットリサーチ」についてお話します!
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