第13回 価格戦略
突然ですが、良く見かける298円や398円といった価格設定のことを何というかご存知でしょうか?
重要な価格戦略について見ていきましょう
これは端数価格といわれ、消費者にお買い得感を与える方法として広く使われています。
価格を設定する際には、競合品の価格や自社のブランド力、製造コストや需要の価格弾力性など、いろいろな要素を考えなければいけません。
また、一度設定した価格からは変更しづらいことなどからも価格戦略はマーケティング戦略上、非常に重要なテーマの一つとなっています。
今日は、この価格戦略を少し掘り下げて確認していきたいと思います!
価格を検討する上で、
- すでに競合品が出回っているのか
- その製品が史上初のものなのか
という点で若干の違いはありますが、基本的には以下の流れで価格検討を進めていきます。
まず、狙いとする消費者(ターゲット)を決定します。マーケティングの用語で「ペルソナ」という言葉をご存知の方もいるかと思いますが、その商品を利用するメインのターゲットを具体的に検討することが重要です。
さらにターゲットとなる消費者の購買状況と競合企業の動向を調査し、市場における勢力分布のようなものを作成します。
市場調査がおおよそ終了した段階からは、自社のマーケティング戦略の方法やコスト、販売見込みを立て収益目標を検討し、最終的な数値目標の決定を行い、販売価格を決定していきます。
ひとつ「価格を決める」ということが、実は多くのプロセスを経ていることが理解できたかと思います。それほど、商品の価格を決定することは重要ということですね♪
次回は、「物流のパラダイムシフト」についてお話します!
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