【第10回A級合格】まずは過去問を知ること
合格体験記
- K.K 様
- 会社員
- 40代・男性
受験のきっかけを教えてください。またいつ頃から受験勉強を始めましたか?
勤務先にて受験を推奨されていた資格であり、合格すれば受験料の支給だけでなく、報奨金も支給されるということが決め手となり、受験を決意しました。また、どうせ受験するのであれば、確実に合格したいという思いから、一発合格を目指し、試験の8ヶ月前の3月から勉強を始めることにしました。
最初は順調に進んでいましたが、途中で他の資格試験の勉強や業務が忙しくなり、一時的に勉強を中断する時期もありました。しかし、そのような時期を乗り越え、基本的には「毎日無理のない量を少しずつ」という方針を貫きました。無理に詰め込むのではなく、細く長く続けることが最も効果的だと感じました。この方法で、試験前に焦ることなく、着実に知識を積み上げることができました。
マーケティング・ビジネス実務検定®A級受験の学習方法
過去問が最も重要
まず、テキストを進めるにあたり、順番にハンドブック(ベーシック)、ハンドブック(アドバンス)、法務テキストを読み進めていきました。各テキストは重要事項がコンパクトに整理されており、理解しやすく、内容も非常に興味深いものが多かったため、まるで新聞や小説を読むようにスイスイと進んでいきました。この段階では、「思ったより簡単に進むな」と少し高を括っていた部分もありました。
しかし、過去問演習に進んでみると、現実は厳しく、直近5年分の過去問を解いてみたところ、半分もできませんでした。この結果を受けて、A級試験で求められるレベルはどの程度なのか、真剣に考え直しました。そして、試験問題で得点できるレベルに自分を引き上げるためには、アドバンス ハンドブックの再度の精読が不可欠だと感じました。過去問で求められるレベルを体感した後に再度読むテキストは、まさに「頭への入り方が違う」と感じるものでした。最初は単なる知識として頭に入っていた内容が、今度はより立体的に、そして実践的に理解できるようになった感覚です。
またマーケティングのテクニカルターム自体はそれほど難しくないため、つい何となく読み進めてしまいがちですが、それでは十分ではありません。マーケティングの知識を道具として使いこなせる状態にするためには、しっかりと基礎を固めておくことが非常に重要だと気付きました。単に理解するだけでなく、実際に使える知識にまで落とし込むための準備が必要だと実感しました。
そのため、再度テキストを精読し、基礎を固めた上で過去問に再挑戦しました。結果として、手応えが感じられるようになり、その感覚を確信に変えて本番に臨むことができました。
使用した教材・参加した講座
・ベーシック マーケティング・ビジネスハンドブック
・アドバンス マーケティング・ビジネスハンドブック
・マーケティング・ビジネス実務検定®A級本試験問題
・B級・A級のためのマーケティング法務テキスト
資格をどのように活かしていきたいですか?
マーケティング的な思考は様々な活かし方がある
私は仕事で直接マーケティングを扱ったことはありませんが、マーケティング的な思考や物事の整理方法は非常に汎用性が高く、気づけば試験で学んだ知識を無意識に活かしている場面がありました。資格試験で学んだ内容が日常的な業務にどんどん役立っていることに気づくたび、学びの価値を実感しています。
これから勉強・受験される方へメッセージ
過去問を敵から味方へ
過去問は、合格を目指すための「仮想敵」ではありますが、勉強の方向性を示してくれる「強い味方」でもあります。私の場合、過去問以上の合格への指針はなく、試験対策として最も重要なツールでした。過去問をうまく活用することを強くお勧めします。
A級試験の難しさは、「テキスト以外からも出題される点」にあります。私は直前にマーケティングの時事ネタをネットで確認しましたが、すべてをカバーするのは無理があります。重要なのは、基本的な知識をしっかり固めることです。優先順位を誤らずに進めれば、自ずと良い結果が出るはずです。皆さんの健闘をお祈りします
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