第15回 世界のワークプレイス
今回は、マーケティングから少し離れて、働く場所・・・ワークプレイスについてお話しします♪
職場の壁をなくすという考え方で、フリーアドレスといった形態のオフィスが増えています。事業部や部門ごとに区切られた空間で業務を行う企業がほとんどであった日本国内でもIT企業やベンチャー企業などで多くみられるようになってきました。
アメリカのGoogleは、食べ放題、飲み放題の食堂や遊び心溢れるインテリアなど、およそオフィスとは思えない空間を作り、快適かつ創造的な場所を作ることで、クリエイティブな思考を進める環境づくりを進めています。Google社員以外も一般利用が出来るGoogle Campusは、世界の主要6都市に存在し、簡単な登録を済ませれば、だれでも無料で利用することが出来ます。
※残念ながら日本にはまだありません。
オランダのデロイト本社では、ビル全体に設置されたセンサー情報と従業員一人ひとりの位置情報や行動履歴をスマートフォンのアプリに連動させ、照明や温度の調整による省エネの推進や空いている会議室や作業スペースの効率的な利用を実現しています。
一方、世界的な都市集積型の流れに逆行したワーキングスペースが、徳島県神山町にあります。シリコンバレーをなぞって、神山バレーと名付けられたサテライトオフィスは、元縫製工場を改修して作られたもので、洗練されたデザインと豊かな自然の調和した空間となっており東京とのリモートワークやコワーキングスペースとしてSansan(株)などのベンチャー企業を中心に多くの事業者に活用されています。また、近隣の古民家も回収し、生活拠点としても魅力を高めることで、注目を集めています。人材不足が深刻化しているからこそ、働きやすい環境を整えることへの企業側の努力が見受けられます。
次回は、「データの種類」についてお話します!
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