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第11回 オープンイノベーション2.0

  • 掲載日:2018/7/18

みなさんは、オープンイノベーション(以下OI)という言葉を聞いたことはあるでしょうか?企業と企業や企業と大学が互いに技術や情報をオープンにする中で、新しい事業を創造するというもので産学連携や大学発ベンチャー支援などといった形態で実施されています。
そして、OIの形態も多様化し、現在はOI2.0と言われるものも登場しています。 OI2.0は平たく言うと、1対1で行われていた企業-企業や企業-大学の共同開発から、企業-地域全体など1対多数の形で社会的課題の解決を目指す新しい潮流のことです。

これまで、大手企業の大半は産学連携を推進してきましたが、更に多くの関係者を巻き込み新産業の開拓に結び付けていきたいとの狙いがあります。

トヨタ自動車は人工知能や配車サービスを手掛けるベンチャーとの技術開発提携を相次いで結んでいたり、東京急行電鉄なども、ベンチャーとの新事業創出を狙ったハンズオン支援を進めていたりします。

OIとOI2.0の最大の違いは、顧客や地域住民も巻き込みながら進んでいくという点にあります。 従来研究開発の効率やスピードを速めることが大きな目的として挙げられていましたが、OI2.0ではより大きな社会的課題を解決することが主目的に掲げられています。
そこで、早期に顧客や地域住民も巻き込み、多様な参加者をベースに課題解決をダイナミックに進めていくことができます。

ビジネスピッチコンテストに参加した方が、地域資源を活用した新しいビジネスモデルの構築というテーマでプレゼンをしたところ、参加希望の企業や地域有力者が現れ、思いがけない発展が見えてきた、なんて話も聞いたことがあります。

ビジネスチャンスの広がりを感じつつも、具体的な行動に落とし込む難しさをどのように乗り越えていくのか。
形態は変わっても、事業を起こすという意味では「いかに情熱をもって進められるか」という根源的な要素に変わりはなさそうですね。

キャラのコメント

次回は「成長戦略」についてお話します!