第5回 データ分析 ~プロ野球選手から見るデータ分析~

今日は「野球」を用いたお話をします。

毎年、甲子園にペナントレースと盛り上がりを見せていますが皆さんは好きな選手はいますか?

私は、あまり詳しくないのですが、著名な選手としては王貞治さんや長嶋茂雄さんがいますね。

実は野球のデータ解析は、わりと進んでいるとされており、各プロ球団では、出塁率や本塁打率などを元にチーム内にデータ分析を専門で担当する方がいたりします。

ここで以下のようなデータから一つの結論を出してみたいと思います。みなさんもご自分なりのデータ分析をしてみてください。

歴代 選手名・誕生日 通算本塁打数
1位 王貞治(1940年5月20日) 868本
2位 野村克也(1935年6月29日) 657本
3位 門田博光(1948年2月26日) 567本
4位 山本浩二(1946年10月25日) 536本
5位 清原和博(1967年8月18日) 525本
6位 落合博満(1953年12月9日) 510本
7位 松井秀喜(1974年6月12日) 507本
8位 張本勲(1940年6月19日) 504本
9位 大杉勝男(1945年3月5日) 486本
10位 金本知憲(1968年4月3日) 476本

さて、これらのデータから何かしらの結論を導き出せたでしょうか?

少し引っかけ問題だったのですが、ここで私が導き出した結論は「野球選手は遅生まれが多い」ということです。

これには理由があります。※仮説検証はできていません

まず、プロ野球選手の多くは、子供のころから野球をしていることがほとんどですね。小学校や中学校で活躍し、高校は強豪校に入って、ドラフトでプロ球団に入団するといったサクセスストーリーは、多くのプロ野球選手に共通することだと思います。

同世代の中でも4月・5月・6月に生まれていれば、それだけ体の成長も早く、他の選手よりも抜きん出た結果を出しやすくなります。

野球の世界でも身体能力が高ければ、長打力や球のスピードに差が出てきますよね。

その結果、幼少期にたくさん褒められたり、成功体験を多く積むことで、自分なら将来プロになれるのではないかと考え、人一倍練習に励むようになります。

考えてみれば当たり前のことですが、データとの紐付で改めて気づくことも多いということを理解していただけたかと思います。

次回は「パーソナルデータ」についてお話しします!

ビジネスマン
データ分析から何か導きだしてみましょう

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